展示について

ZONE3「現代科学と文化遺産」

現代科学は考古学の調査や研究に大きな力を発揮しています。

現在、様々な科学技術が修羅をはじめとする多くの文化財の保存や調査・分析に応用され、大きな成果をあげている。このゾーンではそれらの幾つかを取り上げ、その方法や成果を紹介する。これからもよりよい方法を開発し、より精緻に、より実証的に、よりわかりやすいものになるため、考古学は現代科学と共に進んでいく。

これは今あるものを未来に伝え、我々が過去・未来の人々と会話していくために欠かせない。

A.修羅の保存 修羅の保存
藤井寺市三ツ塚古墳の周濠から出土した「修羅」。
このわが国最大規模の出土木製品は最先端の保存科学と、14年におよぶ歳月により、私たちの前にその姿をとどめることができるようになりました。
B.現代科学と考古学 現代科学と考古学
現代の発掘調査や出土品の分析には科学技術の応用が不可欠です。
ここでは「水中遺跡調査」「地中レーダー探査」「X線撮影」「年輪年代の測定」「産地をさがす」を紹介します。